マインクラフターの皆さん、

『Minecraft』のフォント、英語のは味があるけど日本語版は酷いなぁ
と思ったことはないでしょうか。私はあります。
上:日本語の初期フォント
視認性はいいですけど、やっぱり味気がないですよね。
今回は『Minecraft』のフォントを変更する方法を紹介していきます。
また、前回に引き続き『圧縮・解凍ソフト 7-Zip』が必要になります。
先にインストールしておいてください。
1.『Minecraft FontGen』を手に入れよう!
『Minecraft FontGen』とは、文字通り
『Minecraft』用のフォントを適切な形式で出力してくれるアプリケーションです。
配布元は日本語対応の自家製ランチャーで知られる
『Minecraft Changer – Minecraft Changer』さんです。
リンクに飛んだあと、『FontGen』をダウンロードしてください。
また、このサイトにある『IntelliInput』というMODは
ゲーム内で日本語入力を可能にするMODなのでオススメです。
1-1 『Minecraft FontGen』を使う
ダウンロードした『Minecraft FontGen』を起動すると、
このような画面が表示されます。
この画面から好きな設定を選択することで、
自分好みのフォントを出力することができます。
フォント自体はWindowsにインストールできるものなら何でも構いません。
好きなフリーフォントを探して使ってみてください。
今回は『Chipheadのフリーフォント「しねきゃぷしょん」|フリーフォントケンサク』という映画の字幕風フォントを使うことにしました。
そして上の画像が今回自分用に設定したものです。
『設定適用』を押すことで各種設定を反映したプレビューを
表示してくれるのでいろいろ試してみてください。
また、注意事項として『プレビュー』の表示がその中の赤線に収まるように
設定する必要があるほか、ゲーム内で太字になった際にフォントの頭が
見切れることがあるため、なるべく小さ目に設定するのがおすすめです。
ここには表示していませんが、今回は『標準』『ClearType』の二種類を
比較するために用意しています。
1-2 出力されたファイルを解凍する
『Minecraft FontGen』は丁寧なことに『.zip』形式で出力してくれますが、
今回は他にいろいろとやることがあるので出力ファイルは解凍しちゃいます。
中に含まれているのは『assets』ファイルになります。
この『assets』はリソースパックを構成するために必要になるものですが、
出力されたものはフォントだけなので、ほかのファイルも用意する必要があります。
2.マイクラにフォントを導入する二つの方法
さて、ここまででフォントの準備はできました。
では肝心の導入に移りたいところですが、ここで二つの方法があります。
方法A:『Minecraft』の『.jar』ファイルに直接入れる
方法B:『リソースパック』として完成させる
方法Aは「非常に手っ取り早い」手段になります。
ただゲームデータを直接編集する方法になりますので、
データの破損が不安だ、人には方法Bをおすすめします。
方法Bは回りくどくこそありますが切り替えも簡単なので、
いろいろと調節しながら試したいという人や、
「すでに使っているリソースパックがある」という人にはおすすめです。
方法A:『Minecraft』の『.jar』ファイルに直接入れる
それではこちらから説明していきましょう。
まずは
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\.minecraft\versions\(自分のバージョン).jar
を、下の画像のように『7Zip』で開いてください。
ウィンドウが開くと下のような画面になります。
ここにある『assets』フォルダは、先ほど生成された『assets』フォルダと同じです。
今回の方法であれば、『Minecraft FontGen』で生成された『assets』フォルダを
『.jar』内にドラッグ&ドロップすれば、フォントの変更は終了です。
方法B:『リソースパック』として完成させる
では方法Bを説明していきます。
最初にですが、先ほど「1-2」で説明したように、今回『Minecraft FontGen』が
出力してくれた『assets』フォルダにはフォントしか含まれていません。
そのため、ゲームデータからテクスチャを引っ張ってくるか、
もともと完成しているテクスチャパックにフォントを上書きする必要があります。
ゲームデータからテクスチャを取り出す
まずは
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\.minecraft\versions\(自分のバージョン).jar
を、下の画像のように『7Zip』で開いてください。
その中にある『assets』フォルダを右クリック、「コピー」を選択してください。
「コピー」を選択すると『assets』フォルダの出力先を指定するウィンドウが表示されます。
作業しやすい場所を指定して、コピーを実行しましょう。
コピーされた『assets』フォルダに、『Minecraft FontGen』で生成した
フォントの入った『assets』フォルダを上書き保存します。
また、リソースパックを使っている人はリソースパック内の『assets』フォルダに、
同様にして上書きすれば作業は終了です。
『pack.mcmeta』を作成する
次に、リソースパックの情報について記述する『pack.mcmeta』を作成する
必要があります。
メモ帳を開き、次の文章を入力してください。
{
"pack": {
"pack_format": 3,
"description": "テクスチャパックの説明(英数字)"
}
}
『pack_format』の部分は使用予定のバージョンによって違います。
1.10以降では3が適切なようです。
もしマイクラに登録する際に「古い」と言われた場合は
この数値をいじってみてください。
この作業が完了したら、『名前をつけて保存』を選択します。
このとき、ファイルの名前は『pack.mcmeta』
ファイルの種類は『すべてのファイル』という風にしてください。
これで『pack.mcmeta』は完成です。
リソースパックの完成まであと少しです!
『pack.png』を作成する
あと必要なものは、リソースパックのサムネイル用画像だけです。
これは『128px*128px』で『.png』形式であれば何でも問題ありません。
今回は私のプロフィール画像を使用しました。
赤線で引いてある通り、『128px*128px』になっていますね!
あとはこれまで作ってきたものを圧縮するだけです。
リソースパック完成!
さて、いままで作ってきたものは以下のものになります。
これが揃ったら、すべて選択して『7Zip』で『.zip』形式に圧縮します。
このようにしないとzipファイル内部に余計な階層が入り込み、
認識されなくなります!
上:完成したファイル
圧縮が完了したら、『Minecraft』のゲームデータがあるディレクトリの
『resourcepacks』にファイルを設置しましょう。
これで作業は終了です!お疲れさまでした。
3.本当に変更できたのか?(+フォント設定の比較)
ここまでの説明でフォントの変更の方法は説明し終わりました。
なので、ここからは本当にフォントが変更されたのか、
そして『標準』『ClearType』のフォントの違いを見てみましょう。
まず認識は成功。
ここで『古いバージョン向けに製作されたものです』等のメッセージが表示される
場合、『pack.mcmeta』内の『pack_format』の数字を変更してみてください。
まずは『標準』バージョン。変更自体はできていますね。大成功です。
次に『ClearType』バージョンです。
全体的に、『ClearType』のほうが影がしっかりとついているのがわかります。
また『設定』と書いてある部分の太字の輪郭が、こちらのほうが見やすくなっています。
今回は『しねきゃぷしょん』というフォントを使用した結果になります。
自分好みのフォントを見つけてそれに合った調整し、マイクラライフを充実させましょう!